どうでもいい春話

うちの実家の近所には、いわゆる「学校で遠足先になりそうな公園」があったりする。つまり、公園から学校に帰る途中に自宅に帰れる特権が、公園を出発したと同時に発動することができるということだ。
この公園には、小学校で2回、中学校で1回は遠足に行くことが決まっているので、このネタは人生で3回しか使うことができない。
しかし、運命は気まぐれであった。

中学生になったから行く3回目で不幸が起こる。オレは、この人生で3回しか使えないネタのために、普段から自転車通学である登校手段を徒歩で登校することを選んだ。もちろん途中で帰るためだ。万全の体制を敷いた。
しかし、志半ばにして雨が降った。
そして、上役(先生)からの冷酷な決断。急遽、学校に強行帰還となった。
家と学校を徒歩で2往復(家→学校→家の前→学校→家)するはめとなる。
正直、その時ほど、教育機関の融通の効かなさに呆れた事はなかった。
そんなことを思い出すのが春の遠足。

さぁ、そろそろ春が終わるのか・・・